休心
きゅうしん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
peace of mind
文例 · 用例
だが、それが此の世といふものなんで、其処に我等は生きてをり、それは任意の不公平ではなく、それに因て我等自身も構成されたる原理であれば、然らば、この世に極端はないとて、一先づ休心するもよからう。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
迷亭先生の手紙に真面目なのはほとんどないので、この間などは「其後別に恋着せる婦人も無之、いず方より艶書も参らず、先ず先ず無事に消光|罷り在り候間、乍憚御休心|可被下候」と云うのが来たくらいである。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
小生も不相変頑強、小夜も息災に候えば、乍憚御休神|可被下候。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
墳墓の外吾人に休神せしむる者|終に之なからんか、吾人即ち止まむ。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
その点は御休神下さい。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
いよいよはがきに鉛筆を走らせるまでには、どうにか文句ができるだろうくらいな、おうちゃくな根性ですましていたが、こうなってみると、いくら「候間」や「候段」や「乍憚御休神下され度」でこじつけていっても、どうにもこうにも、いかなくなってきた。
— 芥川龍之介 『水の三日』 青空文庫
去る二十九年頃の如く身体を運び得ず、精神と肉体と反比例となりてその肉体に不便を致し、所謂事務に迂鈍となり、頓珍漢の事のみ出来して実に困却せり」 正造は眉間に皺よせて筆先を硯にすりつけていたが、「但し御休神を乞うの一事あり、精神はますます清潔となり、気澄眼力旧に倍せる如きは奇中の奇、御喜び可被下候。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、やっと娘の結婚相手が決まったわ。これでようやく休心できるわね」
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
難航していた立ち退き交渉がようやく合意に達し、地主もようやく休心した様子だ。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
手術の成功を知らせる電話を受け、不安に押し潰されそうだった家族はようやく休心した。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview