天蓋
てんがい
名詞名詞-の形容詞
標準
canopy
文例 · 用例
こいつらは、かうして龍宮城の本丸の天蓋をなしてゐるやうなものです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
海月なす漂へる天蓋、とでも言つたら、あなたたち風流人は喜びますかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 眼を擧げて見ると、はるか上方に、魚の天蓋がのどかに浮び漂つてゐるのが、青く霞んで見える。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
とたちまち、その天蓋から一群の魚がむらむらとわかれて、おのおの銀鱗を光らせて滿天に雪の降り亂れるやうに舞ひ遊ぶ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
電燈は青い環をつけたり碧孔雀になって翅をひろげ子供の天蓋をつくったりしました。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
たった、ひとりで踊場にあらわれるレデーの香入りの天蓋の下で、僕は曲線のあるウィンクを感じながら、女性の罠と、慇懃な精神のむなさわぎを衝ける。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
打ち上げられた円筒は、迅速に旋転しながら昇って行ったが、開いたのを見ると、それは夜の花火によくあるような、傘形にあるいはしだれ柳のように空に天蓋を拡げるのであった。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
棺桶を蔽う天蓋や、黒い幕は引きめくられた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
教会の高い天井には、美しい装飾が施された天蓋があり、神聖な雰囲気を醸し出している。
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パレードで移動する王の玉座には、真珠を散りばめた豪華な天蓋が取り付けられていた。
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熱帯の森で、巨大なシダの葉がまるで天蓋のように道を覆っている。
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標準
priestly minstrel's reed hood
作例 · 標準
虚無僧は、深い天蓋を被って尺八を吹きながら、静かに門前を通り過ぎていった。
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時代劇のシーンで、正体を隠した刺客が天蓋の下から鋭い視線を送っている。
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その伝統的な祭礼では、参列者が竹で作られた独特の天蓋を頭に乗せて歩く。
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ウィキペディア
天蓋(てんがい)は、主に以下の意味を持つ。 「白海(びゃっかい)」「玉蓋(たまがい)」とも呼ばれる。仏像や住職が座っている上に翳される笠状の仏具。 虚無僧がかぶる、藺草(いぐさ)等で編んだ深編み笠。 貴人(聖人)の寝台、玉座、祭壇、司祭座などの上方に設ける覆い。 古代の宇宙観や天文学において「天」を指す語。
出典: 天蓋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0