蓋
ふた異読 フタ
名詞頻度ランク #7899 · 青空 3770 例
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文例 · 用例
芭蕉は、一物と他物との合体の瞬間に於ける妙といふことを、非常に大切にしたのであるが、そして恐らく此の事こそ俳句の最高眼目たるものでもあらうが、その眼目が射当てられるためには、蓋し情理的であるよりもおのづと感覚的である方が適切であるに相違ない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
蓋し淫酒のせゐである。
— 中原中也 『萩原朔太郎評論集 無からの抗争』 青空文庫
蓋し黄金万能主義的傾向に属することなのだらうが、Bの方では、Aより貧しい条件の下に働いてゐるのに、Aの方では、いつ知らず「俺の方が元金がかゝつてゐるのに……」といふ不平を抱いてゐるのである。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
蓋し、語る言葉はなかつたかもしれぬ、歌ふべきことがあつたかもしれぬが、それは今の事ではない。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
「あんよが出来出す一寸前頃は、一寸の油断もならないので、行李の蓋底におしめを沢山敷いて、その中に入れといたものだが、するとそのおしめを一枚々々、行李の外へ出して、それを全部出し終ると、今度はまたそれを一枚々々、行李の中へ入れたものだよ。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
蓋し、その時に人は、「あゝ!
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
セザール・フランクが、或はスクリャビンがやつたあの旋廻は、蓋し彼等の抽象情緒の周囲を旋廻したのである。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
蓋し、物質のキラビヤカさが人々の卑しさを刺戟するので、卑屈になつたからなのだ。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
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蓋(ふた)は、容器の口など何らかを覆うようにしてふさぐものの総称である。
出典: 蓋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0