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婀娜っぽい

あだっぽい
形容詞
1
標準
seductive
文例 · 用例
婀娜っぽい、かろらかな微笑の裏に、真摯な熱い涙のほのかな痕跡を見詰めたときに、はじめて「いき」の真相を把握し得たのである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
旦那どんも一緒に……」 口々にそう言う人垣を押しわけて四十恰好の婀娜っぽい女房が入って来た。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
そのなかで半七の眼についたのは三十二三の中年増で、藍鼠の頭巾に顔をつつんでいるが、浅黒い顔に薄化粧をして、ひと口にいえば婀娜っぽい女であった。
大森の鶏 半七捕物帳 青空文庫
その売りぬしは三十二三の婀娜っぽい女であった。
大森の鶏 半七捕物帳 青空文庫
きつい眼に、やさしい眼、うっとりした眼、それから誰かが言ったように婀娜っぽい眼、婀娜っぽくはないが、婀娜っぽい以上にすごい眼――こいつが男の胸に触れたら、まるで琴線に弓が触れたように高鳴るのだ。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
前髪の方は少しく縮らし、後ろを思いきりアップに取りあげて、襟足をくっきりと見せ、はでなお召の着物に伊達巻の姿で、膝をくずし加減に坐ってるところは、婀娜っぽい冷たさがあった。
豊島与志雄 憑きもの 青空文庫
室内のおふささんは最早や南京豆を噛じる事は止めて、小楊子をせせり乍ら敷島か朝日の口付煙草の煙を至極婀娜っぽい手付唇付で吹き出して居ましたが、何かの拍子に居住いを組み直した瞬間――彼女の全貌を真正面から眺める事が出来ました。
西尾正 陳情書 青空文庫
春になれば、並木の緋桜が婀娜っぽい花を咲かす五十間道路のとっつきから仲之町の方へ五六軒、麻の暖簾も風雅な引手茶屋、紙張行燈には、薄墨で、 はせかは伏見屋と書き流してある。
久生十蘭 魔都 青空文庫
作例 · 標準
毎日、婀娜っぽいについて考えています。
我が社の婀娜っぽい戦略は重要です。
婀娜っぽいの原理は複雑である。
婀娜っぽいという言葉が頭から離れない。
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