責め苦
せめく
名詞
標準
torture
文例 · 用例
何という恐ろしい責め苦でしょう。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
そこで自分のことを考えて、自分は前世で罪を犯して地獄の責め苦を被っているから、今またこんなことをしてはならないと思ったので、大声をあげて人を呼んだ。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
身におぼえの無い罪ではあるが、拷問の責め苦に堪えかねて、遂に服罪することになったのである。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
こんなに黒焦になってでも清算しなければ清算し切れないほどの責め苦の中へ、私を追い込んで行きました事か……。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
今にして考えると、実にばかばかしくも思われるのであるが、その当時の我々はそうした地獄の責め苦を辛抱して、無類に廉い大劇場の観客となり得ることに満足していたのであった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
元来が図太い人間は、更にそのあいだに度胸を据え直すという術もあるが、大抵の人間はこの無言の責め苦に堪え切れないで、結局は屈伏することになる。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
私の右の肩に陣取って、半年の間、夜昼私をひどい責め苦にあわせた、にくい畜生に、何とかして復讐がしてやりたいのです。
— 小酒井不木 『肉腫』 青空文庫
まだ千鶴子の家の方の確かな内諾もないときに、ひとり急いでは、失敗のときの自分の責め苦を引き受ける心算でいても、そのため母にまで与える苦痛を思い、矢代は手綱をひき緊めてかかりたかった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
拷問による責め苦は、想像を絶する苦痛を伴う。
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