師説
しせつ
名詞
標準
teacher's theory
文例 · 用例
智者大師説『金光明経文句』の釈捨身|品の虎子頭上七点あるを見て生まれてすでに七日なるを知る事『山海経』に出づとあるが、予はかかる事『山海経』にあるを記えず。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
宇陀の法師に芭蕉の説なりとて掲げたるを見るに春風や麦の中行く水の音 木導師説に云う、景気の句世間容易にするもってのほかのことなり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
しかし、セントラル・ニュース社に宛てた通信を犯人から出たものと仮定すれば、このロシア渡来の狂医師説はただちに粉砕されなければならない。
— 牧逸馬 『女肉を料理する男』 青空文庫
なる程あり、す、うといふ様な語がい母音に関係のふかい段につゞくといふことはわかつて居るけれど、これを拡張してよきあり、あしきありと説くことはさかしだてする様ではあるけれど師説ながら服しがたい。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫
師説を牾く様で、気術ないが、私はも少し先がある、と考へてゐる。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
昔から傳へ來つた説を以てこれを敷衍する事は許されたが、師説を變じて新説を立てる事は一般に許されなかつた。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
大體漢から唐までの學問といふものは、先生から傳へられたことを守つて、それをだん/\解釋をして演述して行くことは出來るけれども、傳來した師説に背くことの出來ないのが漢から唐までの學問のやり方でありました。
— 内藤湖南 『近代支那の文化生活』 青空文庫
さすがはわれも女の生みたる子なるか、そは此時、理性も師説も、すべての妄誕も、わが心の雄誥に對ひて、この幼兒のさし伸べたる手に對ひて、全く無力なればなり。
— ポオル・クロオデル Paul Claudel 『頌歌』 青空文庫