教説
きょうせつ
名詞
標準
文例 · 用例
また「〔e'le'gance〕の教説」として「一種の宗教」である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
隣人愛の教説者として有名な無腸公子の講筵に列したときは、説教半ばにしてこの聖僧が突然|饑えに駆られて、自分の実の子(もっとも彼は蟹の妖精ゆえ、一度に無数の子供を卵からかえすのだが)を二、三人、むしゃむしゃ喰べてしまったのを見て、仰天した。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
天成の詩人に向ひて生中の小理窟を指南せむは、猿廻與二郎に聞きかぢりの老莊が教説き聞かせて一時の惑を釀すに同じと。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
インドの教説に乳洋中にシェシャ蛇ありて常紐天その上に眠る。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
右の歌、蛇を悪魔とせしは、耶蘇教説に同じ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
蛇を悪魔とするは耶蘇教説その他例多し。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
現在が末法の時であるという意識は親鸞にとって正像末三時の教説によって、単に超越的に与えられたものではない。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
正像末三時の教説は歴史の現在の現実においてその真理性の証明を与えられている。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫