使節
しせつ
名詞頻度ランク #19454 · 青空 411 例
標準
envoy
文例 · 用例
廿六日、辛丑、晴、山城大夫判官行村、使節として上洛す、院御悩の事に依りてなり。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
五日、癸卯、霽、鶴岳の別当公暁、宮寺に参籠して、更に退出せられず、数ヶの祈請を致され、都て以て除髪の儀無し、人之を恠しむ、又白河左衛門尉義典を以て、大神宮に奉幣せんが為、進発せしむ、其外諸社に使節を立てらるるの由、今日御所中に披露すと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
元来蘇武は平和の使節として捕虜交換のために遣わされたのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
ところが、その副使某がたまたま匈奴の内紛に関係したために、使節団全員が囚えられることになってしまった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
武帝の死と昭帝の即位とを報じてかたがた当分の友好関係を――常に一年とは続いたことのない友好関係だったが――結ぶための平和の使節である。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
これは余談だが、小田原落城後、秀吉は、その時の使節たる坂部岡江雪斎を捕え、手枷足枷をして、面前にひき出し、「汝の違言に依って、北条家は亡んだではないか。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
また、北条家の使節として、秀吉の所へやって来た事のある板部岡江雪斎も捕えられて、手かせ足かせを入れられて、秀吉の前に引き出された。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
従つて、諸大名の間にも、キリスト教の信者が多くなり、九州の大友・有馬・大村などはローマ法王に使節を出すと云ふ熱心さであつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫