私説
しせつ
名詞
標準
personal opinion
文例 · 用例
国民皆農私説私は「国民総耕作」と言つたことがある。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
三人はもう、すこしぶきみにかんじました、しかしせつかく、こゝまで盥をかついで来て水にはいりもせず帰つては、あまり意気地のないはなしではありませんか。
— 新美南吉 『疣』 青空文庫
わたしせつないわ、と、女が言つた。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
胸が少しせつないようだと言っていたが、やはりいつものように火鉢の前で襤褸とじくりなどをしていた。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
私は、その女の感情がありあり分るようで、少しせつない気がした。
— 宮本百合子 『茶色っぽい町』 青空文庫
然しせつない悲しさが、なんの意味とも分からずに突然こみあげてしまふのだ。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
それにしても、然しせつない愛情だけがあまり生々しく生きすぎてゐる。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
しかしせつかくのお尋ねだから卑見をでたらめに申し述べる。
— 佐藤春夫 『探偵小説小論』 青空文庫