賢夫人
けんぷじん
名詞
標準
wise wife
文例 · 用例
何んだかお前は厭に賢夫人らしくなったじゃないか。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
外でもない、貴女の地位は罪を隠すことが出来るので、人殺をして今が今まで、賢夫人の名を保っていたのだ、それ其がごく宜しくない。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
賢夫人のままで死なせてやれ。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
今日の昼も、かの女は、賢夫人で評判のある社交家の訪問を受け、話の序に、いろいろむす子の、巴里滞在について質問をうけた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
だが、その賢夫人が帰って、独りになってみると、反対に、にがにがしさを持て剰した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
むす子がどれ程深く喰い入りそこから取り出すであろう芸術も、それをあの賢夫人やその他多くの世間人達がむす子に予言するような、いわゆる偉い通俗の「出世社会」に振りかざし得ようとの期待は、親もむす子も持たなかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
賢夫人といわれている豊島の娘のような女の底は父のような男にはすぐ見破れます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「俺の身元は巷のベッガーでね、」すると賢夫人も気さくに笑って「えゝ/\また落魄れたらいつでも二人でお菰を着て門に立ちますよ」。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、賢夫人の支えがあったからこそ、今日の成功を収めることができた。
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古今東西、賢夫人の存在は夫の成功に不可欠な要素とされてきた。
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彼女はまさに賢夫人と呼ぶにふさわしい、聡明で慈愛に満ちた女性だった。
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