内助の功
ないじょのこう
表現名詞
標準
fruits of a wife's labour (in assisting her husband's career, e.g. by running the household)
文例 · 用例
夫権右衛門を百万長者にした内助の功績の上に余りにどっかりと腰を据え過ぎたからだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
それに続いて生年月日やら生処やら卒業の学校やらが書立てられ、さて、M氏に嫁するに及んで、貞淑にして内助の功少からず云々……とあり、それから今度は奇妙なことに、一転して御亭主たるM氏自身の伝記に変って、彼の経歴から、資性温厚だとか、人以て聖人君子と為すとか、弔辞の中の文句に似た言葉が並んでいる。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
当時日進月歩であった新日本の足どりにおくれて手足まといとならない範囲に開化して、しかも過去の自由民権時代の女流のように男女平等論などを論ぜず内助の功をあげることを終生のよろこびとする、そのような女を、明治の日本は理想の娘、妻、母として描き出したのであった。
— 宮本百合子 『女性の歴史の七十四年』 青空文庫
家庭の主婦としてどれ程内助の功があるかは別問題だが、少くも内妨の害だけは無かつた事をこゝに保證して筆を擱く。
— 序 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
意地ッ張りで右と言ったら以後の人世は左に目をやらぬタチで、内助の功などは全くなく、先夫人の子供達は去勢された有様でありました。
— ぬばたまのなにかと人の問ひしとき露とこたへて消なましものを 『露の答』 青空文庫
総じて獣肉料理には、牛肉にも豚肉にも猪肉にも、牛蒡の味が内助の功を示すものだが、土の香の強い狸や熊には、殊に牛蒡の持つあの特有の香が、肉の味を上品にする役目は、大したものであると思う。
— 佐藤垢石 『老狸伝』 青空文庫
意地ッ張りで右と言つたら以後の人世は左に目をやらぬタチで、内助の功などは全くなく、先夫人の子供達は去勢された有様でありました。
— 坂口安吾 『露の答』 青空文庫
内助の功の少くなかったことは、「可憐十一年間苦。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
夫が大成功を収めたのは、ひとえに妻の内助の功のおかげだ。
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彼女は影で夫を支え、まさに内助の功を尽くした。
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彼の社長就任は、長年の妻の内助の功が実を結んだ形だ。
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ウィキペディア
内助の功(ないじょのこう)とは日本の慣用句である。「家庭において、夫の外部での働きを支える妻の功績」という意味がある。類語には鶏鳴の助や縁の下の力持ちがある。
出典: 内助の功 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0