愚妻
ぐさい
名詞
標準
wife
文例 · 用例
愚妻は、ここに、秩序も無く何やらかやら一ぱい植えたが、一見するに、すべて失敗の様子である。
— 太宰治 『失敗園』 青空文庫
低く小さい、鼻よりも、上唇一、二センチ高く腫れあがり、別段、お岩様を気にかけず、昨夜と同じに熟睡うまそう、寝顔つくづく見れば、まごうかたなき善人、ひるやかましき、これも仏性の愚妻の一人であった。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
心身ともにへたばって、なお、家の鞭の音を背後に聞き、ふるいたちて、強精ざい、すなわち用いて、愚妻よ、われ、どのような苦労の仕事し了せたか、おまえにはわからなかった。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
手前の姑、つまり愚妻の母ですなあ、これもやっぱり何も見えないのです。
— ニコライ・ゴーゴリ 『鼻』 青空文庫
手前のところには姑、つまり愚妻の母ですなあ、それもおりますし、子供がたくさんありましてね、特に長男は大いに見込みのある奴です、なかなか利巧な小伜でして。
— ニコライ・ゴーゴリ 『鼻』 青空文庫
其間愚妻おして尊家に御養置可被遣候よふ、万※御頼申上候。
— 慶応三年五月八日 三吉慎蔵あて 『手紙』 青空文庫
愚妻などもかねてより近くは致しおりましたが、こうなろうともおもいませず。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
「家人をお助けくだされた由、あれは小間使いとはいうものの、愚妻の縁辺でござってな、血筋の通った親類|端、ようお助けくだされた。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
作例 · 標準
「愚妻が勝手にお招きしまして、お見苦しいところを失礼いたします。」
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私の愚妻は料理が苦手でして、外食ばかりさせております。
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愚妻がいつも大変お世話になっておりますと、夫は同僚に挨拶した。
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