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膠泥

こうでい
名詞
1
標準
mortar
文例 · 用例
できるかぎりの用心をして膠泥と、砂と、毛髪とを手に入れると、前のと区別のつけられない漆喰をこしらえ、それで新しい煉瓦細工の上をとても念入りに塗った。
THE BLACK CAT 黒猫 青空文庫
長い矩形に作られている本館の中央は、半円形に突出していて、左右に二条の張出間があり、その部分の外壁だけは、薔薇色の小さな切石を膠泥で固め、九世紀風の粗朴な前羅馬様式をなしていた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
帷幕で区劃られているその一劃は、前方の室といちじるしく趣を異にしていて、壁は一帯に灰色の膠泥で塗られ、床には同じ色で、無地の絨毯が敷かれてあって、窓は前室のよりもやや小さく、幾分上方に切られてあるので、内部ははるかに薄暗かった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
松吉は口の中で、むこうでいうように、おかあさんから教えられてきたことを、復習しました。
新美南吉 いぼ 青空文庫
大森はまた煙草を取って、「それもそうだ、あの先生、りこうでいてばかだから、あまりこっちで騒ぐとすぐ高く止まって、素直に承知することもわざとぐずりたがるからね。
国木田独歩 疲労 青空文庫
町中を歩くとき、きちんとしたかっこうでいられるように、ここで身なりをととのえておこうと思ったのです。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 旅の仲間 青空文庫
わざと孤独に身を沈めたかっこうでいると、涙があとからあとから溢れこぼれる。
林芙美子 新版 放浪記 青空文庫
砂糖菓子のような回教寺院の屋根も港の檣群も、ゆらゆら雨脚のむこうでいびつな鏡のようにゆれている。
有尾人 人外魔境 青空文庫
作例 · 標準
煉瓦を積み上げる際、接着剤の役割を果たす膠泥の配合が建物の強度を左右する。
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職人は手際よく膠泥を塗り広げ、タイルを一平米ずつ丁寧に貼り付けていった。
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古い壁の隙間を埋めるため、砂と石灰を混ぜて特製の膠泥を作った。
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