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怨望

えんぼう
名詞動詞-サ変
1
標準
resentment
文例 · 用例
あるいはこれを捨てて用いざらんか、怨望満野、建白の門は市の如く、新聞紙の面は裏店の井戸端の如く、その煩わしきや衝くが如く、その面倒なるや刺すが如く、あたかも無数の小姑が一人の家嫂を窘るに異ならず。
福沢諭吉 学者安心論 青空文庫
十三編怨望の人間に害あるを論ず およそ人間に不徳の筒条多しといえども、その交際に害あるものは怨望より大なるはなし。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
ひとり働きの素質においてまったく不徳の一方に偏し、場所にも方向にもかかわらずして不善の不善なる者は怨望の一ヵ条なり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
怨望は働きの陰なるものにて、進んで取ることなく、他の有様によりて我に不平をいだき、我を顧みずして他人に多を求め、その不平を満足せしむるの術は、我を益するにあらずして他人を損ずるにあり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
或る人いわく、「欺詐虚言の悪事も、その実質において悪なるものなれば、これを怨望に比していずれか軽重の別あるべからず」と。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
欺詐虚言はもとより大悪事たりといえども、必ずしも怨望を生ずるの原因にはあらずして、多くは怨望によりて生じたる結果なり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
怨望はあたかも衆悪の母のごとく、人間の悪事これによりて生ずべからざるものなし。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
疑猜、嫉妬、恐怖、卑怯の類は、みな怨望より生ずるものにて、その内形に見わるるところは、私語、密話、内談、秘計、その外形に破裂するところは、徒党、暗殺、一揆、内乱、秋毫も国に益すことなくして、禍の全国に波及するに至りては主客ともに免るることを得ず。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4