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遠望

えんぼう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
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文例 · 用例
ああ、いま新らしき遊戲は行はれ遠望の海さんさんたるにわれ諸君とゆびさし眺望してながく塔下に演説す。
萩原朔太郎 交歡記誌 青空文庫
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
萩原朔太郎 感傷の塔 青空文庫
次にその飛翔している空を通して、遠望に富士を描き出しているので、山麓の小屋と関聯して、平原一帯の風物が浮びあがって来るのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
旅愁に似たロマンチックの感傷を遠望させてる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
ここで、私が思い浮べたのは、北米ポートランド市の、シチイ・パークから遠望した、フッド火山の、においこぼるる白無垢小袖の、ろうたけた姿であった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
それも山に常住して言うのではなく、遠望して言うのだから、世に報告された初雪なるものが、正しいか否かは疑問である。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
しかし上に考えた鎖はおそらく一点には集中しないであろう、それがどう食い違うか、そこに最も興味ある将来の問題の神秘の殿堂の扉が遠望される。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
しかし、象牙の塔のガラス窓の中から仮想ディノソーラス「ジャーナリズム」の怪奇な姿をこわごわ観察している偏屈な老学究の滑稽なる風貌が、さくら音頭の銀座から遠望した本職のジャーナリストの目にいかに映じるかは賢明なる読者の想像に任せるほかはないのである。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4