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群峰

ぐんぽう
名詞
1
標準
(the many peaks of a) mountain range
文例 · 用例
円錐形にそびえて高く群峰を抜く九重嶺の裾野の高原数里の枯れ草が一面に夕陽を帯び、空気が水のように澄んでいるので人馬の行くのも見えそうである。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
抑も塩原の地形たる、塩谷郡の南より群峰の間を分けて深く西北に入り、綿々として箒川の流に沂る片岨の、四里に岐れ、十一里に亙りて、到る処|巉巌の水を夾まざる無きは、宛然青銅の薬研に瑠璃末を砕くに似たり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
それ『大清一統志』巻二六四を御覧、『方輿勝覧』を引いて、四川の大輪山、〈群峰|環り列なる、異人奇鬼のごとし、あるいは車に乗り蓋を張る、あるいは衣冕峩冠す、あるいは帯甲のごとく、あるいは躍馬のごとく、勢い奔輪のごとき故に名づく〉。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
大雪山は北海道の中央に磅※して、七、八里四方の地盤を占め頂上の偉大なること、天下に比なく、群峰|攅って天を刺し、旭川の市街を圧す。
大町桂月 層雲峡より大雪山へ 青空文庫
大雪山群峰の盟主ともいうべき北鎮岳の頂に達して、さらに驚きぬ。
大町桂月 層雲峡より大雪山へ 青空文庫
東方、早川の谿谷が、群峰の間にたゞ一筋、開かれている末|遥に、地平線に雲のいぬ晴れた日の折節には、いぶした銀の如く、ほのかに、雲とも付かず空とも付かず、光っている相模灘が見えた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
東方、早川の谿谷が、群峰の間にたゞ一筋、開かれてゐる末遥に、地平線に雲のゐぬ晴れた日の折節には、いぶした銀の如く、ほのかに、雲とも付かず空とも付かず、光つてゐる相模灘が見えた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
冠松次郎氏の「立山群峰」、これを讀むと、いかにも氏が登山や谿谷探險の經驗の深いことがうかゞはれる。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
作例 · 標準
飛行機の窓から眼下を眺めると、雲海から突き出た雄大な群峰が朝日に照らされて輝いていた。
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険しい群峰を越えるルートは登山家たちの憧れだが、天候の変化が激しく常に死と隣り合わせだ。
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連なる群峰のシルエットが夕闇に溶け込んでいく様子は、まるで一幅の墨絵のような美しさだった。
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