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峰々

みねみね
名詞
1
標準
peaks
文例 · 用例
私の眼の周囲には、萌黄にぼかされた穂高の峰々が、神経の電線に燃えついて、掻き消されそうもない、私は眼球の上へ、人さし指を宛てて、グリグリとやって見たが、一、二尺の先を見つめるのが精々で、森の梢は、その燃えさかりの※の中に、暗を縦横に引っ掻き廻し、入り乱れて手を突き、肱を張っている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
この岩壁の脈から、左の方の低い尾根へと取れば、槍ヶ岳へ行かれるのであるが、私は穂高の峰々を片ッ端から踏んで見たくなったので、私が御幣岳(明神岳または南穂高岳)と呼ぶ三本槍状の穂高を、先へ駈けぬけるつもりで、人夫だけを別れ道に待たせて置いて、嘉代吉と二人で偃松の間をむやみに走った。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
富士山を見ると、雪の真っ白なときには、頂上の八朶の芙蓉に譬えられた峰々がよく別る。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
その地平線の彼方には活動していた日の目立った出来事の峰々が透明な空気を通して手に取るように見えた。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
西の空うち見やれば二つの小さき星、ひくく地にたれて薄き光を放てり、しばらくして東の空|金色に染まり、かの星の光|自から消えて、地平線の上に現われし連山の影|黛のごとく峰々に戴く雪の色は夢よりも淡し、詩人が心は恍惚の境に鎔け、その目には涙あふれぬ。
国木田独歩 青空文庫
西は近江、北は加賀、幽に美濃の山々峰々、数万の松明を列ねたように旱の焔で取巻いた。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
やがて皆、谷々、峰々に散って蕈を求めた。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
一の谷、二の谷、三の谷、四の谷かけて、山々峰々縱横に、荒れに荒るゝが手に取るやう、大波の寄せては返すに齊しく、此の一夜に北國空にあらゆる雪を、震ひ落すこと、凄まじい。
泉鏡花 雪の翼 青空文庫
作例 · 標準
遠くに見える連なる峰々が、今日の夕焼けに美しく染まっている。
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雪をいただいた峰々が、朝日でキラキラと輝いていた。
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彼は故郷の峰々を眺めながら、子供の頃を懐かしんだ。
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