連峰
れんぽう
名詞頻度ランク #33501 · 青空 199 例
標準
mountain range
文例 · 用例
顧れば峡間から東方の霞沢岳連峰の木山には、どす玄い雨雲が、甘藍の大葉を巻いたように冠ぶさって、その尖端が常念一帯の脈まで、包んで来ている、雪の峡流は碧い石や黄な石をひたして、水嵩も多くなって、樺青く雪白い間を走って行くのが、遙かに瞰下されて、先は森林の底に没している。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
シエラ・ネヴァダの連峰が概して富士山を抜くこと、二千尺の高さがあっても、カスケード火山に、氷河脈が寒剣をきらめかせていても、小社一つ建たず、石塔一つないではないか。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
行手の連峰は雨雲の底面でことごとくその頂を切り取られて、山々はただ一面に藍灰色の帷帳を垂れたように見えている。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
むしろ銀座アルプス連峰の頂上ごとにそういう碑銘を最も目につきやすいような形で備えたほうが有効であるかもしれない。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
たとえば浅間温泉からながめた、日本アルプス連峰の横顔を「歌わせる」ことも可能である。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
南アルプス連峰も、富士山も、何も見えない。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
山の上に山が重なり、秋の日の水のごとく澄んだ空気に映じて紫色に染まり、その天末に糸を引くがごとき連峰の夢よりも淡きを見て自分は一種の哀情を催し、これら相重なる山々の谷間に住む生民を懐わざるを得なかった。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
一度、来たことのある葛岡は、山の名を覚えていまして、大体に於て、車のうしろの方に当り、空に牙を並べて噛みついている霞色の峰の塀を、あれが榛名、妙義、それから浅間の連峰だと言いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
飛行機の窓からは、雪を頂いたアルプスの雄大な連峰がどこまでも続いていた。
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登山家たちは、未踏の連峰の最高峰を目指し、険しい道のりを進んでいった。
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夕日に染まる連峰のシルエットは、まるで一枚の絵画のように美しかった。
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