愚僧
ぐそう
名詞
標準
silly monk
文例 · 用例
兄は、やがて小さい珠数を手首にはめて歩いて、そうして自分のことを、愚僧、と呼称することを案出しました。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
愚僧は、愚僧は、とまじめに言うので、兄のお友だちも、みんな真似して、愚僧は、愚僧は、と言い合い、一時は大流行いたしました。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
この愚僧は、たいへんおしゃれで、喫茶店へ行く途中、ふっと、指輪をはめて出るのを忘れて来たことに気がつき、躊躇なくくるりと廻れ右して家へ引きかえし、そうしてきちんと指輪をはめて、出直し、やあ、お待ちどおさま、と澄ましていました。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
愚僧は泉岳寺の味噌摺坊主でござる。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
大方、愚僧の槍に突かれて、猿沢の池あたりまで吹っ飛んでしまったのであろう。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
「どうだ、和尚さん、持って往ってもいいだろう」「は、愚僧はどうでもよろしゅうございますが」と、当惑した顔をした。
— 田中貢太郎 『不動像の行方』 青空文庫
)僧 やれ、やれ、これで愚僧も先づ安堵いたした。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
)僧 殊に愚僧はお風呂の役、早う戻つて支度をせねばなるまい。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
作例 · 標準
物語に出てくる愚僧は、どこか憎めないキャラクターだった。
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彼は愚僧と自嘲しながらも、人々から慕われていた。
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その寺には、ちょっと風変わりな愚僧が住んでいる。
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標準
I
作例 · 標準
愚僧がこの寺の住職を務めさせていただきます。
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「愚僧の知識では、その疑問にお答えできません」と僧侶は答えた。
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愚僧は日夜、修行に励んでおります。
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