参詣道
さんけいみち異読 さんけいどう
名詞
標準
pilgrimage route
文例 · 用例
夏のことなので、障子を開けひろげた窓により、わたくしは中之島が池畔へ続いている参詣道に気をつけていた。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
ただ、帰れといわぬだけ、――いや、何一つ口を利かずに、ついて来るのに任せて、やがて、高台寺の道を清水の参詣道へ折れ、くねくねと曲って登って行くと、音羽山が真近に迫り、清閑荘というアパートが、森の中にぽつりと建っていた。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
すると、刑事たちがいい加減退屈した頃に、爪先上りになった参詣道を、マントを着た一人の男が急ぎ足に上ってきたそうです。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
奉納の石燈籠、杉並木、一直線の長い参詣道――人っこひとりいない。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
裏通りではあるが、護国寺の参詣道に近く、また周囲には武家屋敷も多い。
— おくめ殺し 『赤ひげ診療譚』 青空文庫
またぞろ八|神殿の参詣道に、ヒョロヒョロとあらわれて、あッちへ当り、こッちへ当りちらし、肩で風をきってくる。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
遠眼鏡 表鳥居の参詣道をまッすぐに上って、岩船山の丘、高津の宮の社頭に立ってみると、浪華の町の甍の上に朝の空気が澄みきって、島の内から安治川辺の帆柱の林の向うに、武庫の山影も、行くところまで見晴らされる。
— 船路の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
大勘の姿が、参詣道に見えたという。
— 剣山の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
世界遺産にも登録された熊野古道は、昔ながらの参詣道として有名だ。
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険しい山道を整備し、より多くの人が参詣道を利用できるようにした。
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この参詣道沿いには、昔ながらの茶屋がいくつか残っている。
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