証文
しょうもん
名詞
標準
bond
文例 · 用例
さあそこでその頃は、牛でも馬でも、もうみんな、殺される前の日には、主人から無理に強いられて、証文にペタリと印を押したもんだ。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
早縄をかけたまま横の山道へ担ぎ込んで、懐中物を取上げてみると案の定、蔵元屋の身上調べと、黒田藩のお納戸の乱脈を細かに調べ書きにしたものが、貸付証文と一緒に在ったわい」「あっ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
得三その時膝押向け、「高田|様、じゃ、お約束通り証文をまいて下さい。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
と証文|眼前に附着くれば、強情我慢の得三も何と返さん言葉も無く困じ果ててぞいたりける。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
この通り証文を引き裂いたから、お前はもう芸者じゃないよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
証文がどこぞに御座いましたが……間違いは御座いません。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
ただ老夫婦の枕元に古い、大きな紺絣の財布が一個落ちていたのを取上げてみると、中味は麻糸に繋いだ大小十二三の鍵と、数十枚の証文ばかりであった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
お酒一ぱいにも、飲ませてやつたぞ、いただきましたぞ、といふやうな証文を取かはしてゐたんぢや、かなはない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
借金の証文にサインを求められ、彼は少し躊躇した。
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この土地の所有権を証明する古い証文が見つかった。
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将来を誓う証文として、二人は手作りの記念品を交換した。
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ウィキペディア
証文(しょうもん)とは、中世日本における文書のことで、以下の2つの意味で用いられる。文書の作成時点における特定の事実を証明する文書(特に権利関係・契約関係)。 訴訟において証拠とされる文書。上記の「証文」の他、公文書や事実の証明を伴わない私的な書状が含まれる場合もある。
出典: 証文 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0