口約束
くちやくそく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
verbal promise
文例 · 用例
永遠の愛なんてものは男と女とが都合によって……お互いに許し合いましょうね……といった口約束みたいなもんじゃないですか。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
だから、まだ籍も何も入れてない赤の他人で、一生懸命に働いて行くうちに、私達が死ねば、お礼にお前と、この家の財産を遣る口約束がしてあるだけの人間だよ。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
それでも剛情に今一勝負したいと、それでは乃公は土蔵一ツ賭ける、土蔵一ツをなにがし両のつもりにしろ、負けたら今度戦の有る節には必ず乃公が土蔵一ツを引渡すからと云うと、其男が約を果せるらしい勇士だと、ウン好かろうというので、其の口約束に従ってコマを廻して呉れる。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
自分の土蔵でも無いものを、分捕して渡す口約束で博奕を打つ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
廓の抱妓の慣例として、色はきっと売らさぬ代り、芸事にかけてはいかなる手段をもって仕込んでも差し支えはない、少々痛いおもいをさせてもという口約束をしたのであるから、そのせたげようと云ったら方外な。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
河野の愛には報いないで、人もあろうに、河野には無二の親友であった高田に、心を移して行った令嬢や、又河野に対する軽い口約束を破ってまで、それを黙許した令嬢の母のS未亡人に対する河野の煮え切らない心持は、雄吉から考えれば腑甲斐なき限りであった。
— 菊池寛 『神の如く弱し』 青空文庫
そのめかし方は、まずうれしい待ち人でもあるといった寸法だ、今夜きっと会いましょうと口約束した待ち人がな。
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
学校を出るまではお互いに結婚はしないが、親と親との口約束はもうすんだということを郁治は話した。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
「口約束だから証拠はないけど、確かにそう言ったはずだ」と彼は主張した。
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大事なことは、口約束だけでなく、必ず書面でも確認するようにしている。
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友達との間では、口約束でも信頼関係があれば成り立つものだ。
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