豊艶
ほうえん
形容動詞名詞
標準
voluptuous
文例 · 用例
温雅淡白よりも豊艶爛熟を喜ぶ白秋氏。
— 種田山頭火 『夜長ノート』 青空文庫
彼の眼に映ツた豊艶な花は少しづつ滲染が出て來るやうに思はれるのであツた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
頬、鼻、口元、腮、都て低く輪廓が整ツて、何處か何んとかいふ有名な藝者に似て豊艶な顔だ。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
軈て食事が終ると、夫人がむいて呉れる豊艶な満紅林檎を食べながら、遺産の問題やその他差当っての事務に関して大月は夫人と相談し始めた。
— 大阪圭吉 『花束の虫』 青空文庫
齢は二十二、三位、丸顔で色の浅黒い、あまり背の高くない、どつちかといへば豊艶な男好きのする女であつた。
— 野口雨情 『石川啄木と小奴』 青空文庫
葉子はハンドバックに日傘という気軽さで、淡い褐色がかった飛絣のお召を着ていたが、それがこのごろ小肥りのして来た肉体を一層|豊艶に見せていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
彼女の顔かたちが豊艶なように、その肉声も艶美だ。
— 長谷川時雨 『豊竹呂昇』 青空文庫
僕には未だ翁の近年の作の妙味が十分|会得せられないが飽迄も若若しい此翁の心境は例の真夏の花を嗅ぐ様な豊艶多肉な女を倦む色もなく描いて居る。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
作例 · 標準
その女優は、豊艶な魅力で観客を惹きつけた。
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彼女は豊艶なドレスを身につけ、パーティーの注目を集めた。
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古典絵画には、豊艶な女性の姿がよく描かれている。
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