艶やか
つややか
形容動詞
標準
glossy (e.g. hair)
文例 · 用例
前髪に蝶結びのリボンを巻いた踊子の意気姿、かの女はもとよりショウト・スカウト、ハイヒール、流行色の粧いが艶やかだ。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
女たちがまた手伝って、衣桁にかけてある艶やかなお振袖を取って、お蝶のすくんでいる肩に着せかけた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
片頬に触れた柳の葉先を、お品はその艶やかに黒い前歯で銜えて、扱くようにして引断った。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
たとえば人間達が、折かく元気よく暮らして居るこの世の中に、いつの間にか流行病のバチルスが、そっと片隅から湧き出したり、でこぼこな黒い土のなかから美しい赤い花が、艶やかに咲き出たり、正しい善良な人が貧しい暮らしをして居るかと思えば、富んで遊んで暮らす人の居る世の中でもある。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
小走りに急いで来る、青葉の中に寄る浪のはらはらと爪尖白く、濃い黒髪の房やかな双の鬢、浅葱の紐に結び果てず、海水帽を絞って被った、豊な頬に艶やかに靡いて、色の白いが薄化粧。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」 というと、艶やかな歯でニヤリと笑む。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
髪艶やかに中腰になった処を、発奮で一打、ト颯と烏の翼の影、笹を挙げて引被る。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
お君は、しかけた用の忙しい折から、冬の日は早や暮れかゝる、ついありあはせた躾の紅筆で懷紙へ、と丸髷の鬢艶やかに、もみぢを流すうるはしかりし水莖のあと。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の髪はシャンプーのCMに出てくるモデルのようにつややかだった。
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手入れされた庭の植物は、雨上がりの朝につややかな緑を見せていた。
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漆塗りの器は、そのつややかな黒がとても美しい。
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