順風
じゅんぷう
名詞頻度ランク #35512 · 青空 121 例
標準
favourable wind
文例 · 用例
そうして人は千里眼順風耳を獲得し、かつて夢みていた鳥の翼を手に入れた。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
針路を南に南にと取って、アフリカの西岸にそい、おりから吹く順風に帆は張り切れんばかり、舳に砕くる波は碧海に玉を降らし、快速力は汽船もおよばぬばかりなり。
— 押川春浪 『南極の怪事』 青空文庫
むかし源義経、高館をのがれ蝦夷へ渡らんと此所迄来り給ひしに、渡るべき順風なかりしかば数日逗留し、あまりにたへかねて、所持の観音の像を海底の岩の上に置て順風を祈りしに、忽ち風かはり恙なく松前の地に渡り給ひぬ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
外ヶ浜通り九十里余、皆多くは漁猟又は船の通行にて世渡ることなれば、常々最も順風を願ふ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
船の帰るさに順風を得たるは、船子にも嬉しからぬことあらじ。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
順風を悦ぶ人の遇つて居る風は、即ち逆風を悲む人の遇つて居る風なのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
)この笑いの波も灯のおかげ、どうやら順風の様子、一路平安を念じつつ綱を切ってするする出帆、題は、作家の友情について。
— 太宰治 『喝采』 青空文庫
文章に一種異様の調子が出て来て、私はこのまま順風を一ぱい帆にはらんで疾駆する。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
作例 · 標準
ヨットは順風を受けて、一路港へと向かった。
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事業は順風満帆とはいかないが、それでも前進を続けている。
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彼のキャリアは、まさに順風そのもので、次々と成功を収めていった。
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