逆風
ぎゃくふう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #31898 · 青空 79 例
標準
headwind
文例 · 用例
自己一身にしても或時は運命の順潮に舟を行つて快を得、或時は運命の逆風に帆を下して踟※するやうに見えるといふことがある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
順風を悦ぶ人の遇つて居る風は、即ち逆風を悲む人の遇つて居る風なのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
自分自身にしても或る時は運命の順潮に舟を行って快適を得、或る時は運命の逆風に帆を下して滞留するように見えることがある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
順風を悦ぶ人が遇っている風は、即ち逆風を悲しむ人が遇っている風なのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
願くは君達も宜く自重してくれたまへ」 面白く発りし一座も忽ち白けて、頻に燻らす巻莨の煙の、急駛せる車の逆風に扇らるるが、飛雲の如く窓を逸れて六郷川を掠むあるのみ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
脚もとの川の流れが、逆風に煽られて河下から吹き上げられた空の小舟を翻弄してゐる態が、窺はれた。
— 牧野信一 『鬼の門』 青空文庫
それから、またエンジンの音がかすかに聞えるし、逆風のときは、むっとした熱気さえ感じるのだ。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
」 憤激の頂点で、独楽のように廻っている秋蘭を見ていると、参木は自分の面上を撫で上げられる逆風を感じて横を見た。
— 横光利一 『上海』 青空文庫