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合方

あいかた
名詞
1
標準
accompaniment to a chant
文例 · 用例
……もう、やけになつて、鳴きしきる蟲の音を合方に、夜行の百鬼が跳梁跋扈の光景で。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
勿論叱言を言つたつて、蛙の方ではお約束の(面へ水)だらうけれど、仕事をして居る時の一寸合方にあつても可し、唄に……「池の蛙のひそ/\話、聞いて寢る夜の……」と言ふ寸法も惡くない。
泉鏡太郎 番茶話 青空文庫
同じ男が、或時、小店で遊ぶと、其合方が、夜ふけてから、薄暗い行燈の灯で、幾つも/\、あらゆるキルクの香を嗅ぐ。
泉鏡太郎 番茶話 青空文庫
やがて、合方もなしに、此の落人は、すぐ横町の有島家へ入つた。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫
……差配さん、合方だ。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
フト合方が、がらりと替って、楽屋で三味線の音を入れた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
二人連       十 午後、宮ヶ崎町の方から、ツンツンとあちこちの二階で綿を打つ音を、時ならぬ砧の合方にして、浅間の社の南口、裏門にかかった、島山夫人、早瀬の二人は、花道へ出たようである。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
家元がどうの、流儀がどうの、合方の調子が、あのの、ものの、と七面倒に気取りはしない。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
作例 · 標準
舞台の幕が上がり、三味線の合方が始まると、客席には独特の緊張感が漂った。
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彼は、地唄舞の師匠から合方の手ほどきを受け、その奥深さに魅了された。
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この義太夫の演目では、語りの感情と合方が見事に一体となり、観客を惹きつける。
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新作の長唄では、伝統的な合方の技法を用いつつ、現代的な響きも取り入れている。
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2
標準
samisen accompaniment to a recitation
作例 · 標準
舞台では、語りと三味線の合方が見事に調和し、観客を深く魅了した。
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この演目の合方は、特に三味線弾きの技量が試される、非常に難しい部分として知られている。
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地唄舞の師範である彼は、単に楽譜通りに弾くのではなく、合方の付け方にも独自の解釈を持っていた。
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新作落語では、従来の合方にとらわれず、物語の情景をより豊かに表現するための新しい試みがなされている。
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3
標準
samisen music played between the sections of a nagauta
作例 · 標準
長唄の演奏において、「合方」は歌と歌の間で奏でられる三味線の独奏部分であり、楽曲に変化と深みを与える重要な要素です。
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特に「助六」のような有名な長唄では、その合方の流麗さが演者の技量を際立たせると評価されています。
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「この合方の節回しは、少し哀愁を帯びていて、聴く者の心を揺さぶりますね」と、音楽評論家は批評した。
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長唄の古典的な構成では、合方は単なる間奏ではなく、歌詞の世界観を補強し、次への展開を暗示する役割を担います。
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ウィキペディア

合方(あいかた)または相方(あいかた)は日本音楽や日本舞踊における用語の一つ。日本音楽で用いる場合、楽曲の分類名として用い、日本舞踊で用いる場合は相手役、相手方を指して言う。

出典: 合方 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0