異体
いたい
名詞頻度ランク #26738 · 青空 66 例
標準
different body
文例 · 用例
時に、樹の蔭より、顔黒く、嘴黒く、烏の頭して真黒なるマント様の衣を裾まで被りたる異体のもの一個|顕れ出で、小児と小児の間に交りて斉しく廻る。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
蜿蜒として衣桁に懸る処、恰も異体にして奇紋ある一条の長蛇の如く、繻珍、西陣、糸綿、綾織繻珍、綾錦、純子、琥珀、蝦夷錦、唐繻子、和繻子、南京繻子、織姫繻子あり毛繻子あり。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
大いのから小さいのから、その蒼白い筋のある、細ら長い、狐とも狸とも、姑獲鳥、とも異体の知れぬ、中にも虫喰のござります葉の汚点は、癩か、痘痕の幽霊。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
…… この方、あの年増めを見送って、入交って来るは若いのか、と前髪の正面でも見ようと思えば、霜げた冬瓜に草鞋を打着けた、という異体な面を、襖の影から斜に出して、(按摩でやす。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
其風采は母と同じく異体に見えたが、極めて無邪気らしい、小児のような可愛い顔であった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
これが満足で居ても既に此の如き異体の怪物である。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
この異体同心の無二の味方を得て、主税も何となく頼母しかったが、さて風はどこを吹いていたか、半月ばかりは、英吉も例になく顔を見せなかった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
(ねえ、こっちにもう一つ異体なのは、注連でも張りそうな裸のお腹、……)(何じゃね、)と直きに傍だったので、琴の師匠は聞着けたが、(いいえ、こちらの事で。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
作例 · 標準
異体同心の団結こそが、組織が直面する大きな試練を乗り越える鍵となる。
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「所詮は異体なのだから」と割り切り、夫婦であっても適度な距離感を保つことが円満の秘訣だ。
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古の教えによれば、万物は異体でありながら、その根源においては一つに繋がっているという。
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双子として生まれ、容姿が酷似していても、彼らはそれぞれ独自の意志を持った独立した異体である。
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