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変体

へんたい
名詞名詞-の形容詞
1
標準
unusual form
文例 · 用例
しかしこのことはしばらく別にして、平仮名の場合について考えてみても、現代において変体仮名を使いますから、同じ音をいつも同じ文字では書かず色々違った書き方をしております。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
それで、現代においては平仮名において変体仮名というものがあって、同じ音をあらわすのに色々違った形の文字があります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
片仮名には今では変体仮名はありませぬが、それでは片仮名にはそんなものは全然ないかというと決してそうではないので、今はありませぬが古い時代には幾らかあって、「キ」に対して「」という形があって、「キ」と同じ所に用いてあります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
現代においてもいわゆる変体仮名というものがあって、同じ音を色々違った文字で書くことがあります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
けれども現代においては変体仮名というものは、正体の仮名に対するもので、「か」ならば「か」は正しい形として「」とか「」とかいうもの、まだ幾らもありますが、こういうものを「か」のかわった形と認め、結局「か」の代用と考えているのであります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
池上はすっかり酔って、何で僕たちは、こんな変体の男女二組の形を世の中に造らなければならないのだ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
先にも言へる如く厳格なる封建制度の下にありて、婬靡を制する権とては儒教の外になく、宗教の勢力は全く此点に及ぼすところなく、唯だ覚束なき礼教の以て万法自然なる恋愛を制抑しつゝありしのみなる世に、斯かる変体の仏出現ましまして、以て恋愛の衆生を済度したるは、自然の勢なるべし。
北村透谷 粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ 青空文庫
翁が書いてくれた小謡本には略字や変体仮名が多いので、習って帰ると直ぐに朱で仮名を附けたものであったが、翁は別に咎めなかった。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
作例 · 標準
古文書を解読しようとしたが、独特な変体仮名が多用されていて歯が立たなかった。
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老舗の看板に書かれた蕎麦の文字は、流麗な変体仮名で書かれていて風情がある。
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書道の授業で、平安時代の和歌を当時のままの変体仮名で臨書した。
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