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衣帯

いたい
名詞頻度ランク #26738 · 青空 14
1
標準
clothes and obi
文例 · 用例
浅草で母親が病んで歿る時、手を着いて枕許に、衣帯を解かず看護した、滝太郎の頸を抱いて、(お前は何でもしたいことをおしよ、どんなことでもお前にはきっと出来るのだから、)といったッきり、もう咽喉がすうすうとなった。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
」と喚くと、一子時丸の襟首を、長袖のまま引掴み、壇を倒に引落し、ずるずると広前を、石の大鉢の許に掴み去って、いきなり衣帯を剥いで裸にすると、天窓から柄杓で浴びせた。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
夏など茶絣の白上布に、クリーム地に麻の葉の単衣帯
――二つの連作―― 青空文庫
官人の、真前に飛退いたのは、敢て怯えたのであるまい……衣帯の濡れるのを慎んだためであらう。
泉鏡花 雨ばけ 青空文庫
衣帯正しく端然として膝に手を支いて熟ともの思いに沈んだが、借ものの経机を傍に引着けてある上から、そのむかしなにがし殿の庭にあった梅の古木で刻んだという、渠が愛玩の香合を取って、一捻して、「こんなこッちゃあ可かん。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
僕は、衣帯を解かずとは、貞女が看病をする時の事に限らないということを、この時教えられたのである。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
それだけ知れれば、それで探偵が一つ出来たのですから」「では行つて参りませう」 彼は起ちて寝衣帯を解かんとすれば、「お待ちなさいよ、今|俥を呼びに遣るから」 かく言捨ててお峯は忙く階子を下行けり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
彼方の兵力をもってしては一衣帯水の危険とも思われた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
作例 · 標準
厳かな儀式に先立ち、若き神職は鏡の前で入念に衣帯を整えた。
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衣帯を正すことは礼節の基本であり、自らの心を引き締めることにも繋がります」
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文明開化の波が押し寄せ、人々の衣帯は和装から洋装へと急速に変化していった。
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「ああ、衣帯も解かずに眠り込んでしまうとは、よほど昨夜は忙しかったのだろう」
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