発心
ほっしん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
spiritual awakening
文例 · 用例
しかしまた昔はずいぶん人の栄華を見て奮発心を起して勉強した人も沢山あって、そういう事の方が多く讃美され奨励されていたようでもある。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
「中島を見ろ、四十五まであの男は木刀一本と褌一筋の足軽風情だったのを、函館にいる時分何に発心したか、島松にやってきて水田にかかったんだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
茶を振舞った世話人の問に答えて、法体は去年の大晦日からだ、と洒落でなく真顔で云うよう、「いや、夜遁げ同然な俄発心。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
おなじ発心をしたにしても、これが鰌だと引導を渡す処だが、これじゃ、お念仏を唱えるばかりだ。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
いつでも村の御祭礼のように、遊ぶが病気でござりましたが、この春頃に、何と発心をしましたか、自分が望みで、三浦三崎のさる酒問屋へ、奉公をしたでござります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
拝むにも、後姿でのうては罰の当ります処、悪党なら、お前様、発心のしどころを。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
蝶々|蜻蛉の道連には墨染の法衣の袖の、発心の涙が乾いて、おのずから果敢ない浮世の露も忘れる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
もうもう今日という今日は発心切った。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
作例 · 標準
彼は世俗の欲を捨て、仏道に励むことを固く誓って発心した。
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人生のどん底で出会った一冊の本がきっかけで、彼は信仰の道へと発心した。
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「若いうちに発心し、厳しい修行に身を投じるというのは素晴らしい決断だ」
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