鈞
きん
名詞頻度ランク #8723 · 青空 39 例
標準
ancient Chinese unit of weight equivalent to 30 catties (15 kg)
文例 · 用例
長楽路の蛇酒屋から掠奪した蛇酒に昂奮した赤い布の一連も、中央司令部の銭大鈞の軍隊が出動して忽ち潰滅されてしまった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
僧|実は鈞州白沙里の人、楊応祥というものなり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
何はあれ関勝蔵の一隊を境にして、前の諸隊は一揆勢に向い、後の三与は政宗に備えながら、そして全軍が木村父子救援の為に佐沼の城を志して、差当りは高清水の敵城を屠らんと進行したのは稀有な陣法で、氏郷|雄毅深沈とは云え、十死一生、危きこと一髪を以て千鈞を繋ぐものである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
「こゝは処も桂川」、最前の起句を再用して、「造化の筆はいまもなほ、悲惨の景色うつしいで、我はた冥府の人なりき」といふ末句の如き、千鈞の重ありと云ふべし。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
力|千鈞の鼎を挙げる勇者を彼は見たことがある。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
」 組んでいる腕と腕との間が、しとしと汗ばんで、美和子の言葉を聞いていると、彼女の軽い腕が、千鈞の重みを持って来る。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
――いつもあの重いランプをかけることにしていた鈞に、紐をむすびつけて、昨日私たちに見せたあの箱の上から飛んでぶらさがったものらしいですね」 ホームズはしばらくの間じっと考えて立っていた。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
その鈞からぶらさがっている様子は、どうしても人間だとは思われなかったと云っても、少しも誇張ではないのである。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫