ぎりぎり
ぎりぎり異読 ギリギリ
副詞副詞-と頻度ランク #7765 · 青空 360 例
標準
grinding (sound)
文例 · 用例
ぎりぎりのところまでは、気まずい衝突を避けるのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
瘤取り、浦島さん、カチカチ山、その次に、桃太郎と、舌切雀を書いて、一應この「お伽草紙」を完結させようと私は思つてゐたのであるが、桃太郎のお話は、あれはもう、ぎりぎりに單純化せられて、日本男兒の象徴のやうになつてゐて、物語といふよりは詩や歌の趣きさへ呈してゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
みれば、ですくの上に突つ伏した大人の額を、いつのまにか蛇がぎりぎりとまきつけてゐた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
後からも前からもぎりぎりに生活の現実に詰め寄られている、その間をぽっと外ずして気分を転換したい。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
小初は薫の後を追って薫の腕へぎりぎりと自分の腕を捲きつけた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
向うものが運命なら運命のぎりぎりの根元のところへ、向うものが事情なら、これ以上割り切れない種子のところに詰め寄って、掛値なしの一騎打の勝負をしよう。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
先方の買直がぎりぎりの処なら買戻すとする。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
けれども私は抽象的なものの言いかたを能う限り、ぎりぎりにつつしまなければいけない。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
標準
forcefully