開化
かいか
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
civilization
文例 · 用例
私思ひますに、我が国人の素質は非常によく、開化の段階は猶低いのであります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
開化の段階の低いことが、一朝一夕にして高まることはなく、多くの個人の不撓の努力を要することは勿論でありますが、何れにしろ事態打開の先づ第一歩は、「若い身空でイヤな病気」と感ずる前に、「病気の軽重と処分の軽重」が判明に頭なり良心なりに来ること、それに違ひはないと思ふのであります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
当時の日本は、文明開化の欧米心酔時代であったので、至るところ、彼はそうした不機嫌の目に逢わされた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
車中〔一〕夕陽の青き棒のなかにて、 開化郷士と見ゆるもの、葉巻のけむり蒼茫と、 森槐南を論じたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
開化郷士と見ゆるもの、 いと清純とよみしける、寒天光のうら青に、 おもてをかくしひとはねむれり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
また一つには東京市民が明治以来のいわゆる文明開化中毒のために徳川時代に多大の犠牲を払って修得した火事教育をきれいに忘れてしまって、消防の事は警察の手にさえ任せておけばそれで永久に安心であると思い込み、警察のほうでもまたそうとばかり信じ切っていたために市民の手からその防火の能力を没収してしまった。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
郷土史談に採録する、石川縣の開化新開、明治五年二月、其の第六號の記事に、先頃大阪より歸りし人の話に、彼地にては人力車日を追ひ盛に行はれ、西京は近頃までこれなき所、追々盛にて、四百六輌。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
この使のついでに、明神の石坂、開化楼裏の、あの切立の段を下りた宮本町の横小路に、相馬煎餅――塩煎餅の、焼方の、醤油の斑に、何となく轡の形の浮出して見える名物がある。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
開化 (かいか) 文明開化 開化天皇 - 第9代天皇。 開化県 - 中国浙江省衢州市の県。
出典: 開化 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0