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蹲踞

そんきょ
名詞動詞-サ変
1
標準
crouching
文例 · 用例
紳士の影に潛んで顏も上げず、蹲踞つて、風呂敷の包物を膝にかかへた儘、胸悸して居るのが不圖目を見張つて、壯侠の顏を偸視る、途端、その亦鋭い視線と出合つて、俯向と急に顏色を變へた。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
」掉冠れる蝦蟇法師の杖の下に老媼は阿呀と蹲踞りぬ。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
其の傍には猿のような、小児のような、一種の怪しい者が蹲踞んでいた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
雪風に熱い頬を吹かせながら、お葉は快心地に庭前を眺めていると、松の樹の下に何だか白い物の蹲踞んでいるのを不図見付けた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
灯無しで、どす暗い壁に附着いた件の形は、蝦蟆の口から吹出す靄が、むらむらとそこで蹲踞ったようで、居合わす人数の姿より、羽織の方が人らしい。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
この間、宵に大雨のどッとと降った夜さり、あの用心池の水溜の所を通ると、掃溜の前に、円い笠を着た黒いものが蹲踞んでいたがね、俺を見ると、ぬうと立って、すぽんすぽんと歩行き出して、雲の底に月のある、どしゃ降の中でな、時々、のほん、と立停っては俺が方をふり向いて見い見いするだ。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
石橋の袂で、それは亀の子のように蹲踞み込んで動かないのだからね。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
つぶ/\綛の單物に桃色の彦帶を後に垂れ、小さな膝を折つて其兩膝に罪のない手を乘せて蹲踞んで居る。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
作例 · 標準
力士は土俵で蹲踞の姿勢をとり、相手を睨みつけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
茶道の作法では、特定の場面で蹲踞することが求められる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は石の陰に蹲踞して、獲物が通り過ぎるのを待った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

蹲踞(そんきょ、そんこ)とは、体を丸くしてしゃがむ、または膝を折り立てて腰を落とした立膝をつく座法。相撲や剣道などの武道において終始の礼として実施され、神道においても儀式作法となっている日本の伝統的姿勢である。なお、柔道では大正時代以降に立礼が採用されるようになり、競技化・国際化とともに立礼が一般化した。

出典: 蹲踞 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0