譲位
じょうい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
abdication
文例 · 用例
後三條天皇は御在位わづか四年にして、御位を白河天皇に譲られたが、太上天皇となり給うた後、猶ほ政治を親裁あらせられようとする思召があつたが、御譲位後わづか五箇月にして崩ぜられた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
帝が近く譲位をあそばしたい思召しがあって、藤壺の宮のお生みになった若宮を東宮にしたくお思いになったが将来御後援をするのに適当な人がない。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
この同じ月の二十幾日に譲位のことが行なわれた。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
まして老人たちの天命が終わって亡くなってまいりますことは大御心におかけあそばすことではございません」 などと源氏は言って、譲位のことを仰せられた帝をお諫めしていた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
昔は帝堯が己に譲位すべしと聞いて潁川に耳を洗うた変物あり、近くは屁を聞いて海に入り、屁を聞かせじと砂に賺し込む頑民あり、さまでになくとも高貴の方の下気など誰一人あるべき事と期待もせねば、聴きたがりもせず。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
千三百九十九年国民が三十三カ条の非を挙げてリチャード二世に譲位をせまったのはこの塔中である。
— 夏目漱石 『倫敦塔』 青空文庫
僧侶、貴族、武士、法士の前に立って彼が天下に向って譲位を宣告したのはこの塔中である。
— 夏目漱石 『倫敦塔』 青空文庫
せめて気楽な身の上になって自分の愛する人たちと始終出逢うこともできるようにして、私人として楽しい生活がしてみたい」 以前からよくこう帝は仰せられたのであったが、重く御病気をあそばされた時ににわかに譲位を行なわせられた。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
天皇陛下が譲位され、新しい元号が始まることになった。
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高齢を理由に譲位の意向を示されたが、周囲は困惑した。
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「お父様、譲位を決断されたのですね。これからはごゆっくりお過ごしください」
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