禅譲
ぜんじょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
abdication (of a Chinese emperor) in favor of a virtuous successor (as opposed to an heir)
文例 · 用例
彼は古代帝王の禅譲にまで発展した自分の連想を、急いで揉み消そうとして、しきりに胸のあたりを撫でていたのである。
— 下村湖人 『論語物語』 青空文庫
〕 三國の魏の文帝曹丕(曹操の子)も亦、堯舜の禪讓といふ先例を借り來つて、首尾よく東漢の天下を簒奪した。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
一は禪讓といひ、徳ある者を求めて、之に天下を禪るので、堯と舜、舜と禹などがそれである。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
戰國時代から兩漢時代にかけて、學者は多く放伐を抑へて禪讓を揚げる。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
今も河南の許州附近に受禪碑があつて、當時の禪讓のことを記して、稽唐禪虞。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
しかしこの方法が案外好評であつたので、その以後支那の革命は、大抵この似而非なる禪讓の形式を採つて居る。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
その裏面を窺ふと、或は願後身世世、勿復生天王家(劉宋の順帝)といひ、或は願自今以往、不復生帝王家(隋の恭帝)といひ、似而非なる禪讓の犧牲となつた君主の境遇、眞に憐むべきものがあつても、兔に角形式の上では、堯舜の先例その儘になつて居れば、それで支那人は承知するのである。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
これらの點より推さばこの傳説作者は、天地人三才の思想を背景にして、之を創作せるものなるべく、漢人殊に儒教が天子に望む所は公明正大、その間に一點の私を插むなからんことなれば、この理想を堯に托してその禪讓をつくり、人道の理想を舜に、勤勉の理想を禹に假托せるならんか。
— 特に堯舜禹に就いて 『『尚書』の高等批評』 青空文庫
作例 · 標準
古代中国では、禅譲によって王朝が交代することもあった。
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彼は禅譲という形で、自らの権力を後継者に譲った。
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禅譲の思想は、血縁によらない賢人による統治を理想とした。
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標準
smooth transference of power (responsibility, etc.)
作例 · 標準
新旧の社長の間で、円滑な禅譲が行われた。
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プロジェクトリーダーは、後任への禅譲を成功させるため、入念に準備した。
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彼は禅譲の精神に基づき、若手社員に重要な職務を任せた。
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ウィキペディア
禅譲(ぜんじょう)は、君主(ほとんどの場合、皇帝)が、その地位を血縁者でない有徳の人物に譲ることである。実際には、歴史上禅譲と称していても譲られる側が強制して行われていることが多い。
出典: 禅譲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0