情意
じょうい
名詞
標準
feeling
文例 · 用例
私がどんな生意氣を言ひ、屁理窟をこね、憎々しく突つかかつて行く場合にも、彼は寛大に情意を理解し、決して腹を立てることがなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
そこで芸術上の主観主義とは、感情や意志を強調する態度を言い、客観主義とは情意を排し、冷静な知的の態度によって、世界を、無関心に観照する態度を言う。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それは何等「認識のため」の表現でなく、情意の燃焼する「意欲のため」の芸術である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
即ち主観とは「観念」であって、自我の情意が欲求する最高のもの、それのみが真実であり実体であるところの、真の規範されたる自我である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
吾人は前の章に於て、主観主義が情意本位の芸術であり、客観主義が観照本位の芸術であることを解説した。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
)故に彼等の認識態度は、常に純粋に客観的で、主観の情意から独立している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
併し福を自己一個のみにて享受しようといふ情意、即ち福を專らにしようといふ情意は、實に狹小で鄙吝で、何とも云へぬ情無い物淋しい情意では無いか。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
情意甚だ高しと雖も、其の幽致は、直に取つて以て庸常の人の規矩とし難きものがある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
教育の目的は、知能だけでなく情意の面も育てることにある。
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彼女の歌声は、聴く者の情意に深く訴えかける力を持っている。
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「まあ、彼の情意豊かな表現にはいつも驚かされるわね」
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