躯幹
くかん
名詞名詞-の形容詞
標準
body
文例 · 用例
躯幹、肩、頸、首、腕、手、指は心的表現の道具である」(Albert Maybon, 〔Le the'a^tre japonais〕, 1925, pp. 75-76)。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
その内に未醒画伯の巨大なる躯幹がノッソリ現われると、間もなく吉岡将軍の髯面がヌッと出て来る。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
躯幹は大きいが、みな痩せて背中まで肋骨が透けて見える。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
張りついたやうに揃つた隊列を横から見ると一つ躯幹になつたが五六本の赭黒い足を力強く一時に踏み出す。
— 岡本かの子 『英国メーデーの記』 青空文庫
この芸術的手法に於てスワンソン邸のジョージアン式の骨董的建物の心臓に喰込み、その建物の躯幹を侮辱するような振舞いを新進室内装飾家G―氏に委嘱したスワンソン夫人にそれを後援する明確な現代的新意識があるかというに、そうでも無い。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
彼のがっかりした躯幹は、室にさし渡しになって横たわっていた。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
母の首は検案の際全く躯幹より切り放し且つ挫滅しありたり。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
もう一本の脚は、そのような足械をかけてなく、躯幹から直角につき出て、時々この部屋の中へ風が吹きこんで来るたびごとに、全体のばらばらの、がたがたいう骨をぶらぶら廻させている。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫