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筋肉

きんにく
名詞頻度ランク #4047 · 青空 1280
1
標準
muscle
文例 · 用例
大学を卒業して雑誌社に勤務するようになってからも同じ事で、大隅君は皆に敬遠せられ、意地の悪い二、三の同僚は、大隅君の博識を全く無視して、ほとんど筋肉労働に類した仕事などを押しつける始末なので、大隅君は憤然、職を辞した。
太宰治 佳日 青空文庫
此の上に載つてる顔――額には動物園の猿のやうな皺が深く刻まれ、その皺と皺との間は筋肉がプクリと高い。
中原中也 校長 青空文庫
一体口調の惹き起す快感情緒といったようなものは何処から来るかというと、ちょっと考えた処では音となって耳から這入る韻感の刺戟が直接に原因となるように思われるが、実は音を出す方の口の器官の運動に伴う筋肉の感覚を通じて生ずるものである。
寺田寅彦 歌の口調 青空文庫
云わば『精神的の筋肉』(geistige Muskeln)を得てこれを養成しなければならない。
寺田寅彦 アインシュタインの教育観 青空文庫
震動の筋肉感や、耳に聞こゆる破壊的の音響や、眼に見える物体の動揺転落する光景などが最も直接なもので、これには不可抗的な自然の威力に対する本能的な畏怖が結合されている。
寺田寅彦 地震雑感 青空文庫
これは鳥の眼の調節の速さと、その視覚に応じて反射的に行われる羽翼の筋肉の機制の敏活を物語るものである。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
努力の余波が顎の筋肉に伝わって何かしら噛んでいたくなるのかとも考えてみた。
寺田寅彦 チューインガム 青空文庫
非常に驚いたり、また恐れたり、著しい心の劇動があると、そのために筋肉や血行に急変を起し、即座に電流が変るから電流計の鏡が著しく動く。
寺田寅彦 話の種 青空文庫