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うちわ

うちわ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そのうちわたくしは、自分も乞食になって満足し、気早い心で、土の上に臥ているように思い做されて来ましたのは妙でした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
いざうちわたす銀の風、  無色の風とまぐはへよ、  世紀の末の児らのため。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
そのとき私は王の……だったのですがこの絵ができてから王さまは殺されわたくしどもはいっしょに出家したのでしたが敵王がきて寺を焼くとき二日ほど俗服を着てかくれているうちわたくしは恋人があってこのまま出家にかえるのをやめようかと思ったのです。
宮沢賢治 雁の童子 青空文庫
するともうだれか来たのかというように奥から先生が出てきましたが、ふしぎなことは先生があたりまえの単衣をきて赤いうちわをもっているのです。
宮沢賢治 風の又三郎 青空文庫
先生は赤いうちわをもって急いでそっちへ行きました。
宮沢賢治 風の又三郎 青空文庫
うちわも扇も、ひらひらと動くのが見えて、僅に廊下から明りを取った並居る人顔も、朧を霞めて殆ど見分けのつかない真中処へ、トタンに首のない泥鼈の泳ぐが如く、不気味に浮上ったのは大坊主頭であった。
泉鏡花 露萩 青空文庫
月なき暗い夜に、羅の膚が白く透く、島田髷と、ひさし髪と、一人は水浅葱のうちわを、一人は銀地の扇子を、胸に袖につかって通る。
泉鏡花 露萩 青空文庫
そのうちわかることであろうと思召しながら、直接今この人に言わせて見たいお気持ちになっておいでになるのであった。
浮舟 源氏物語 青空文庫
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うちわ(団扇)とは、手で扇いで風を起こす道具の一種。似たものとして扇子がある。折りたたんで持ち運べるものを「扇」や「扇子」、和紙や布などを丸く貼った折りたためないものを「団扇」と呼ぶことが多い。

出典: うちわ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0