黍
きび異読 きみ・キビ
名詞
標準
(common) millet (Panicum miliaceum)
文例 · 用例
そして段丘の上に、小舎が建てられたり、馬鈴薯や唐黍が植えられたりして、この辺の畑としては、手入れが届いている。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
道端には處々に赤く立枯れになつた黍の畑が、暗い森を背景にして、さま/″\の手頃な小品を見せて居た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
黍を主題にしたのが一枚描き度かつたがどうも工合のいゝ背景が見付からなかつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
一人は近景に黍の行列を入れ一人は溝に架つた板橋を使つて居た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
玉蜀黍の脱穀をしてるんだ。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
小屋の天井にのぼった人たちは、器械の上の方からどんどん乾いた玉蜀黍をほうり込みました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
脱穀小屋の庇の下に、貯蔵庫から玉蜀黍のそりを牽いて来た二|疋の馬が、首を垂れてだまって立って居ました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
(一月十日、玉蜀黍脱穀)と赤シャツは手帳に書きました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
作例 · 標準
昔は、米が不足した時に黍が貴重な食料源とされた。
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この地域の農家では、今でも伝統的に黍を栽培している。
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黍団子を食べながら、昔話に花を咲かせた。
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健康志向の高まりとともに、黍などの雑穀が再び注目されている。
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