羈縻
きび
名詞動詞-サ変
標準
tying down
文例 · 用例
此等の羈縻藩屬の諸部・諸國の外に、唐の國威と文化とを慕つて、通交した國々の數が中々多い。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
しかし貪婪※くなき夷狄は、通婚のみで羈縻されるものではない。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
西暦八世紀の初頃から、石國を始め其附近の諸胡國は、或時は唐に或時は大食に、國威の盛なる方に羈縻される姿となつた。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
美人に対しても鑑賞眼がきびしいのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
願くは我れを蹈みつけ侮辱し唾を吐きかけまた床の上に蹴りきびしく苛責しああ 遂に――わが息の根の止まる時までも。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
」ときびしい口調で命令し、浦島は素直に眼をつぶると夕立ちの如き音がして、身邊ほのあたたかく、春風に似て春風よりも少し重たい風が耳朶をなぶる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と兎は平然と手きびしい引導を渡して、それから、ふいと別の何か素晴らしい事でも思ひついたらしく急に眼を輝かせ、笑ひを噛み殺してゐるやうな顏つきで狸のはうに向き直り、「それぢやあね、こんど一ぺんだけ、ゆるしてあげる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その誇張が新野性主義の指標に適っていて賑やかできびきびしている。
— 岡本かの子 『街頭』 青空文庫
作例 · 標準
地方の有力者を中央政府が羈縻することで、国の統一が保たれた。
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新たな政策は、地域の自立性を重んじつつも、ある程度の羈縻が必要だと考えられた。
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強力な軍事力によって周辺国を羈縻し、その支配を確立した。
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会社は、合併した子会社の経営をある程度羈縻する方針を示した。
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標準
jimi system
作例 · 標準
唐は周辺の異民族に対し、あえて直接統治を行わず現地の首長を重用する羈縻政策を敷いた。
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歴史の授業で習った「羈縻」という言葉が、まさか中国の辺境支配の根幹を成すシステムだとは思わなかった。
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羈縻州の長に任命されたとはいえ、実質的には中央からの監視の目が厳しかったようだ。
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