僧坊
そうぼう
名詞
標準
priests' temple quarters
文例 · 用例
賽し終りて僧坊に入る。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
豫定どほりだと其儘輕便鐵道に乘つて終點奧山村に到り半僧坊に詣でて一泊、翌日は陣座峠といふを越えて三河に入り、新城町に病臥してゐる友人を見舞ひ、天氣都合がよければ鳳來寺山に登つて佛法僧を聽く、といふのであつた。
— 若山牧水 『梅雨紀行』 青空文庫
奧山半僧坊の名はかなり聞えてゐる。
— 若山牧水 『梅雨紀行』 青空文庫
私は半僧坊で二合壜を仕入れて來てゐたので先づそれにかゝつた。
— 若山牧水 『梅雨紀行』 青空文庫
その辺をながめると、ここは高い所であったから、そこここに構えられた多くの僧坊が見渡されるのである。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
螺旋状になった路のついたこの峰のすぐ下に、それもほかの僧坊と同じ小柴垣ではあるが、目だってきれいに廻らされていて、よい座敷風の建物と廊とが優美に組み立てられ、庭の作りようなどもきわめて凝った一構えがあった。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
御堂へ参詣する人々を下に見おろすことのできる僧坊であった。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
愛執に依って蛇となったは、『沙石集』七に、ある人の娘鎌倉若宮僧坊の児を恋い、死んで児を悩死せしめ、蛇となって児の尸を纏うた譚あり。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
宿坊として開放されている僧坊に泊まり、早朝の勤行に参加して身を引き締めた。
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古びた僧坊の廊下を歩くと、時折床板がギシギシと心地よい音を立てた。
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僧坊の静寂の中で、若き修行僧たちは経典を読み耽っていた。
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