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想望

そうぼう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
longing
文例 · 用例
白川はこんな残虐を想望することすらあつた。
平出修 瘢痕 青空文庫
後漢末の妖賊と稱せられたもの、三輔の駱曜、東方の張角、漢中の張氏、皆神異的と宗教的と結びつき、民庶の生計困難と社會組織改革想望と結びついて起つたもので、そして無思慮の壓迫と無算計の激昂とが相糾纏して遂に漢の社稷を覆すに至つたのであらう。
幸田露伴 道教に就いて 青空文庫
『パンの略取』は理想の社会を想望したものとして、『謀反人の言葉』は現実の社会を批評したるものとして、ともにクロの名著として並び称せらるるものだ。
大杉栄 獄中消息 青空文庫
そして天の甘美とたのしき団欒とを想望いたしました。
倉田百三 青春の息の痕 青空文庫
遙かに日本アルプス山中の雨季の光景を想望しつゝ、繁多な間にこの序文を書いてゐるのである。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
しかして私は、このまさに成就されんとする新文明のたまものの一として、貧乏人の絶無なる新社会の実現を日々に想望しつつある者である。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
敬太郎はこの際取次の風采を想望するほどの物数奇もなく、全く漫然と立っていただけであるが、それでも絣の羽織を着た書生か、双子の綿入を着た下女が、一応御辞儀をして彼の名刺を受取る事とのみ期待していたのに、今戸を半分開けて彼の前に立ったのは、思いも寄らぬ立派な服装をした老紳士であった。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
――さう東京へは聞えて来た――役者の上を特に想望しての歌としては、動機が、大分薄いやうな気がする。
折口信夫 春永話 青空文庫
作例 · 標準
故郷の山河を想望しながら、彼は異国の地で一人静かに手紙を書いた。
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多くの詩人が、まだ見ぬ理想郷を想望して美しい韻律を紡いできた。
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若い頃に夢見た映画スターとの共演を、今でも密かに想望している。
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