正装
せいそう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #28155 · 青空 121 例
標準
full dress
文例 · 用例
米良は沈黙のうちに人間の傾斜しすぎた賭博心と、彼のしどろもどろの現状が今なお正装した外観のなかに采配を振るのを感じた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
ずいぶん永いこと眠り、やがて熟し切った無花果が自然にぽたりと枝から離れて落ちるように、眠り足りてぽっかり眼を醒ましましたが、枕もとには、正装し、すっかり元気を恢復した王子が笑って立って居りました。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
ちょっと近所の友人の家を訪れる時にも、かならず第一の正装をするのだ。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
老人の白髯を集めて作った兜の飾り毛を風に靡かせ、獣歯の頸掛をつけた・身長六|呎五|吋の筋骨隆々たる赤銅色の戦士達の正装姿は、全く圧倒的である。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
そこへ宣教師の正装をしたジョリーさんを先に立てた和洋人の黒服が四五人ばかり、銀色の十字架を胸に佩びてゾロゾロと乗込んで来たので、居住居を崩していた羽織袴連中は、今更のように眼を聳てて坐り直した。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
子路かつて先生に問いて云う、「ここに人があって、その人が褐を着て玉を懐いているとしたら、どうですか」と、孔先生答えて言う「国に道が無い時(混乱の時)はそれで可いだろうが、国に正しい道がある時(平常の時)は正装し世に出て、自分の保持する道徳を世に役立てるが良い」『孔子家語(三恕終章)』と。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
源氏が東の対へ行ったあとで姫君は寝室を出て、木立ちの美しい築山や池のほうなどを御簾の中からのぞくと、ちょうど霜枯れ時の庭の植え込みが描いた絵のようによくて、平生見ることの少ない黒の正装をした四位や、赤を着た五位の官人がまじりまじりに出はいりしていた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
正装した源氏の形を見て、後ろのほうを手で引いて直したりなど大臣はしていた。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
授賞式にはタキシードやドレスなどの正装で出席することが義務付けられている。
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普段はカジュアルな格好の彼が、今日はビシッと正装を決めていて驚いた。
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正装に身を包んだ参列者たちが、教会の入り口で新郎新婦を待っている。
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