盛装
せいそう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dressing up in fine clothes
文例 · 用例
上野へ入れば往来の人ようやくしげく、ステッキ引きずる書生の群あれば盛装せる御嬢様坊ちゃん方をはじめ、自転車はしらして得意気なる人、動物園の前に大口あいて立つ田舎漢、乗車をすゝむる人力、イラッシャイを叫ぶ茶店の女など並ぶるは管なり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
若い芸妓たちは、ちょっとした盛装をしていて、老妓に「姐さん、今日はありがとう」と丁寧に礼を云った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
何某講と染め抜いた揃いの手拭を冠った、盛装に草鞋ばきという珍しい出で立ちの婦人の賑やかに陽気な一群と同乗した。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
そうして、葬儀場は時として高官の人が盛装の胸を反らす晴れの舞台となり、あるいは淑女の虚栄の暗闘のアレナとなる。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
それを見た主人翁は、「御迷惑か知らぬが、この柿を見ちゃ一服頂戴せずにはおれぬ」 と言うので、手をたたくと次の間から盛装した振袖の美人が現われて、吾々三人に向って両手を支いて淑やかに一礼した。
— 夢野久作 『お茶の湯満腹談』 青空文庫
)神職 (威儀いかめしく太刀を佩き、盛装して出づ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
一処、大池があって、朱塗の船の、漣に、浮いた汀に、盛装した妙齢の派手な女が、番の鴛鴦の宿るように目に留った。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
肌着 最も膚に親しき衣なり、数百金の盛装をなす者も多くは肌着に綿布を用ふ、別に袖もなし、裏はもとよりなり、要するにこれ一片の汗取に過ぎず。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
作例 · 標準
謝恩会の会場は、色とりどりのドレスで盛装した卒業生たちで華やいでいた。
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成人式を迎えた若者たちが、振袖やスーツなどの盛装で写真撮影に臨んでいる。
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晩餐会に招待されたゲストたちは、各国の伝統的な盛装で出席した。
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