書生
しょせい
名詞
標準
student
文例 · 用例
女中が二人、書生が一人、老僕が一人、他に抱車夫が一人という大家族であったので、家も相当に広く、間数がいくつもあって廊下続きになっていた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
すると『それ貝が鳴った』とばかり、夫人を初め女中や書生たちが大騒ぎをし、先を争って離れの書斎に駈けつけた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
自分のやうな書生流儀で、どうもこの人と交際ができるかどうか。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
私のおどおどしてまごついてる樣子をみると、彼は直ちに態度をかへ、急に平易なざつくばらんな調子になつて、心おきなく書生流儀で話しかけた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
自分はこの日の印象ほど、芥川君の眼における少年らしさ、風貌における書生らしさを見たことがない。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
上野へ入れば往来の人ようやくしげく、ステッキ引きずる書生の群あれば盛装せる御嬢様坊ちゃん方をはじめ、自転車はしらして得意気なる人、動物園の前に大口あいて立つ田舎漢、乗車をすゝむる人力、イラッシャイを叫ぶ茶店の女など並ぶるは管なり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
西郷像の方へ行きたれども書生の群多くてうるさければ引きかえしパノラマ館裏手の坂を下る。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
ただ、楠さんの細君が亡くなり、次にひどく酒飲みになった楠さんも若死をしたこと、亀さんが医師の家に書生をしていて、後に東京へ出て来てどこかの医者の代診をしているという噂を聞いたように思うだけである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
標準
student who performs housework in exchange for meals and lodging