庶政
しょせい
名詞
標準
political affairs
文例 · 用例
文部省の義務教育延長は大いに賛成であるが、庶政一新の翼を、もうひと息、芸術擁護の域まで拡げて欲しいと思ふのは私だけであらうか。
— 岸田國士 『官立演劇映画学校の提唱』 青空文庫
ありがたき庶政一新というべきか。
— 一九三七年(昭和十二年) 『日記』 青空文庫
」〔洛城|纔カニ下レバ便チ江城/火船輪ヲ転ジテ紫焔明ラカナリ/二百年来曠典ヲ修メ/両三日ノ裏ニ遐程ヲ了ヘリ/海神護送シテ海波穏ヤカ/天日照臨シテ天気晴ル/駕ヲ税キテ今|自リ庶政ヲ親ル/小儒|私カニ擬ス昇平ヲ頌ヘント〕 六月二十二日大沼又三郎が横浜に没した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
実際政治の上においては、それが庶政一新の標語の奥に侵入したり、防共協定の影を妖しげに彩ったり、あるいは財政の準戦時体制化として頭を擡げようとしたり、あらゆる事件に伴ってまさに表に浮動しようとする形勢を蔵している。
— 石原純 『社会事情と科学的精神』 青空文庫
之が日本の今日の政局の、あり得べき唯一の実際的形式であり、而もこれこそが、実は最も革新的な、庶政一新的な政治の方向なのである。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
「庶政の匡革は今や単に作用運営のみに於て完きを期し難く大いに吏道を振粛し行政機構の更新を必要とするに至れり」云々、とある。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
だが、こういう熟語や文法の上での揚げ足取りはどうでもいいとして、例えば作用運営(この対句か熟語の合成かも少し変だが)のみではいけないから、大いに吏道を振粛する、と云うことになるらしいのだが、して見ると庶政の(だろうと判読)作用運営以外に吏道なるものがあるように取れるようだ。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
こう考えて来ると、吏道が「庶政の(だと判読)作用運営」とかいうものから食み出すという、例の声明も初めて説明がつく。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫