懸想
けそう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
falling in love
文例 · 用例
実はお姫様に懸想していたのである。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
久次郎は行者に懸想してかれを涜そうとしたというのである。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
……実は僕、或|少女に懸想したことがあります」と岡本は真面目で語り出した。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
……実は僕、或少女に懸想したことがあります」と岡本は真面目で語り出した。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
厭わぬけれど……明さんがそうすると、私たちと同一ような身の上になりますもの…… それはもう、この頃のお心では、明さんは本望らしい――本望らしい、」 とさも懸想したらしく胸を抱いたが、鼻筋白く打背いて、「あれあれ御覧なさいまし。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
それから主家の小間使ひであつた大工の娘のお静といふ可愛い少女に暫らく人知れず懸想して居たことはあつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
が、武士の血筋のプライドがいつか彼を謹厳にして、その懸想をもしりぞけさせた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
」と鞠は落ちつき、「かねてあの青崎百右衛門殿は、いいとしをしながらお嬢様に懸想して、うるさく縁組を申し入れ、お嬢様は、あのような鷲鼻のお嫁になるくらいなら死んだほうがいいとおっしゃるし、それで、旦那様も、――」「そうか、それで事情が、はっきりわかった。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
彼は密かに、幼なじみに懸想していた。
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古典文学には、貴族の懸想を描いた物語が多い。
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若き日の懸想は、淡い思い出として心に残っている。
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